
9月19日、「魚津八幡宮献灯神輿祭り2026」(以下、同祭り)が開催されました。魚津八幡宮の氏子12町内から7基の神輿と子ども神輿2基、女性神輿1基が町へ繰り出しました。各町内の家々をめぐった後、神社には次々と神輿が集結しました。
神輿が集結する理由は、同祭りの目玉である「宮あげ」が行われるためです。社の前に並んだ神輿が順番に祓いを受けた後、それぞれ3回ずつ拝殿に乗り上げました。その勇壮な姿に、観客からは大きな歓声が沸き起こりました。

地域住民に愛される祭りですが、江戸時代には消滅の危機に直面しました。当時、魚津八幡宮で加賀藩の家紋が付いた提灯が紛失あるいは破損したことから、祭りが禁止され、さらに、町奉行の神社に対する圧政に反発した67人が投獄され、3人が打ち首となった「魚津騒動」によって、祭事はおろか魚津八幡宮自体が窮地に立たされました。しかし、時代が変わり明治に入ると、神社復活が認められ、再び祭礼も復興を遂げました。
現在行われている「宮あげ」には、こうした祭り復活の喜びとともに、八幡騒動における犠牲者への慰霊の念が込められているそうです。
魚津八幡宮の境内は、「宮あげ」の熱気とともに担ぎ手の威勢の良い声や観客からの声援、笛や太鼓の音色が響きわたり、盛り上がりは最高潮に達しました。

今回、初めて同祭りに参加したネッツトヨタ富山魚津店の担当者は「地域の皆さまと一緒に神輿を担ぎ、掛け声を響かせながら、祭りの熱気を肌で感じることができました」と感想を明かしました。
少子高齢化などにより祭りの担い手不足が課題となっている中、今後は、地域企業や地域全体を巻き込みながら課題解決に向けて取り組む必要性が高まっています。
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