
「きょうの分はさきほど大人気で完売になったということです」と生中継で大々的に報じられたのは、10月10日(金)・11日(土)にあいの風とやま鉄道魚津駅前で開催した屋台イベント「魚津駅前屋台『秋酒と紅ズワイ』」。当社としては初のイベント事業となりました。
地域おこし協力隊として筆者は前日の準備から携わりました。ただ、両日の天気は雨模様で出店者からも「雨で中止になる可能性はあるのか」など問い合わせが。社内でも多少は不安感が漂っていました。ただ、蓋を開けてみれば良い意味で裏切られました。
初日に販売した茹でガニ50杯(半身)は約1時間で完売。当日、TV局に生中継されました。筆者としては飲食系イベントの生中継で「完売となった」と聞いたのは初めてでした。
1分で5杯売れた紅ズワイ


そして2日目。生中継の効果もあってか開始前から列が。オープン時間を前倒しするもボイルした紅ズワイガニは驚異的な早さで売れていき、レジや受付け、バックヤードは戦場と化していました。いつの間にか100杯(半身)の茹でガニが約20分で完売しました。長岡酒店と協力して販売していた地酒も両日ともに来場者が途切れる様子はなく、空の瓶が増えていきました。
「カニと地酒はもっと増やしてよかった」「ほかの商品も売れたのにもったいない」と魚津の名産品が持つポテンシャルの高さに改めて気づかされた瞬間でした。

さて、今回提供した紅ズワイガニは魚津の名産品の一つ。富山県内における水揚げ量は第1位を誇ります。また、日本酒は地元酒蔵「魚津酒造」が手掛けた「秋酒(ひやおろし)」の「北洋」や「帆波」などを用意しました。
会場では、魚津丸キッチン、魚卸問屋はりたや、うおづ応援隊、ふたば、café&animo、和の膳うらら、源七、魚津商工会議所青年部、立山酒店といった地元飲食店など計9事業者に出店いただき、魚津ならではのバイ飯やます寿司、どんどんやきなどを来場者へ販売。各ブースからも完売の声が出る状況でした。
地元の食文化と”まち”の活気を感じた2日間

当社が実施した魚津駅前屋台の満足度調査の中で来場者からは「駅前でイベントがあれば、参加してみたい。次回もぜひ」「かにを食べられる貴重な機会だった。もっと頻繁に行ってほしい」「楽しかった。どんどん企画を実施して欲しい」「続けてほしい」といった評価をいただきました。一方で、「もっと時間と食事を多めにして欲しかった」「フードを増やしてほしい」など次につながる意見も。
多くの来場者でにぎわい、地元の食文化とまちの活気を感じる2日間となりました。当社では、今後も地域と連携しながら、魚津ならではの食の魅力発信とにぎわいづくりに取り組んでまいります。
次回はどんな名物が登場するのか、筆者としてもすごく楽しみです。