
魚津丸食堂をプロデュースしている魚津漁業協同組合の代表理事組合長・濱住博之さんに、開業の経緯や食堂が果たす役割について聞きました。
―開業のきっかけは
「2001年6月の水産基本法の施行です。目的の中に“都市と漁村の共生”という記載がありました。ただ、当時の魚津は共生というよりも、都会へショップを設けたり、イベントを実施したりするなど出張形式の一方的なプロモーションが多かったです。続けるうちに人件費や交通費といったコストの課題や持続可能性に疑問を抱く人も現れました。そんな中で、『これだけアピールしたから、今度は来てもらい、おもてなししましょうよ!』と考えて、拠点となる一棟貸宿・渚泊魚津丸や魚津丸食堂の展開を検討し始めました」
―地域とのかかわり方について考え方を教えてください
「魚津漁協として運営する以上、地元に美味しい魚を供給する役割は重要です。都市との共生を目指しつつ、地元の海産物消費の拡大は常に意識しています」
「一方で、来店されたお客様には食事だけではなく、魚津埋没林博物館や魚津水族館をめぐっていただいたり、食堂周辺でお土産を購入したりする動きにもつなげたいです。こういった発展を考えると個々の努力では限界があるため、やはり地域の連携は欠かせないです」
―食材へのこだわりは
「魚津産にこだわります。メニューに取り入れることで、多かれ少なかれ地域の生産者が恩恵を受けて潤います。また、地元産の魚や野菜、コメの相性はやっぱり抜群なんですよ」
―お客様アンケートの役割は
「アンケートはオープンしてから収集しています。お客様のレビューは食堂の宝。お客様の声にしっかりと耳を傾けて、反省があれば、すぐに改善するようにしています」
―魚津丸食堂の運営について中長期の目標を教えてください
「まずは地域を盛り上げる役割を果たすことです。それが実現した上で次のステップとして、2号店や増設を検討する可能性があります」
【予告】〈魚津丸食堂・インタビュー 後編〉では、魚津丸食堂/店長・竹内直樹さんへ魚津の自然や食の魅力、食堂が果たす役割などについて聞きました。
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