
8月6日に子ども向けイベント「夏休みキッズおしごと体験」をネッツトヨタ富山魚津店にて初開催しました。当日は、参加者や関係者を含めて計約30人が参加しました。子どもたちは、工房ヤマセン辻佛檀の代表取締役で絵師の辻悟さんから漆器を使った絵付けを教わったほか、整備工場でタイヤの取り外しなどを体験しました。イベント終了後のアンケート調査では4段階評価で最高評価の「とても満足」が100%を占め、大変好評でした。
クルマの整備と漆芸に挑戦する子どもたち
当日は2グループに分かれ、それぞれの体験に臨みました。

工房ヤマセン辻佛檀は、辻さんが講師を務め、漆が当初は接着剤として使われ始めた経緯や歴史などについて子どもたちへ講話がありました。また、指につけるパレット「爪盤」といった職人道具の説明なども行い、子どもたちは興味津々に聞き入っていました。

爪盤や筆を使った慣れない作業に苦労する場面もありましたが、子どもたちは自由な発想でオリジナルスプーンを完成させました。完成品を見た保護者からは「想像以上に素敵に仕上がって驚きました」という声が上がり、辻さんも「子どもたちの柔軟な感性から学ぶことが多かったです」と振り返りました。

タイヤ整備にナット締め、クルマが上がると子どもたちから歓声も

一方、ネッツトヨタ富山魚津店の整備工場では、つなぎを着た子どもたちが整備士体験に挑戦しました。同店の整備士から注意事項とともにクルマの点検やタイヤ交換などの作業説明が行われました。乗用車やさまざまな工具が並び整備工場内に潜入した子どもたち。リフト・ジャッキで車体が頭上高く持ち上がると、子どもたちからは「おー!」という大きな歓声が上がりました。

インパクトレンチを使った本格的なタイヤ交換に挑む子どもたちの姿は真剣そのもの。また、数あるボルトの中からねじ穴に合う最適なボルトを探して締め込むといったゲーム性もある体験を熱中して楽しんでいる様子でした。

ネッツトヨタ富山魚津店で副店長を務める八木佑介さんは「体験会を通じて多様なお仕事に触れ、たくさんの経験を積んで欲しいです」と子どもたちへエールを送りました。
人手不足に悩む両職種、未来の担い手誕生に期待
体験を提供した2つの職業は、今、さまざまな課題に直面しています。NPO法人ウルシネクストの担当者によると「高度経済成長とともに、石油化学の発展、ライフスタイルの変化などから漆の需要は大幅に減少しました」と話します。また、人口減少や少子高齢化なども影響して担い手不足が課題となっています。
自動車整備士についても少子化の影響に加えて「若者のクルマ離れ」や「自動車技術の進歩による整備項目の増加」による業務負荷の増加などで、減少・不足が慢性化している状態です。
参加した子どもたちが漆の絵師や自動車整備士の魅力に触れ、未来の担い手となるきっかけをつくりたい―。そんな3社(ネッツトヨタ富山魚津店、工房ヤマセン辻佛檀、魚津観光まちづくり)の想いから本イベントは実現しました。
実施後アンケートでは「子どもたちの成長を感じることができた」など高評価が目立つ
イベント実施後に行ったアンケートでは、多くの参加者から「とても満足」といった反響が寄せられました。あわせて参加者コメントも紹介します。
「これまで体験したことのない整備士のクルマの点検、タイヤの空気圧測定、交換や漆器への絵付けを体験できて良かったです」
「子どもも楽しめたし、普段させてあげられないことをさせてもらって成長を感じることができて、親も楽しむことができました」
当社は今後も地元の事業者と連携し、地域課題の解決や未来の地域社会に貢献する取り組みを積極的に展開します。
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