
富山県内各地をドライブでめぐるスタンプラリーが7月から開催されています。「若者に富山の魅力を伝えたい」と、富山ダイハツ販売が昨年から企画しています。富山県出身のデザイナーが15市町村の特徴をイラストしたスタンプは、どれも秀逸で、コレクター心をくすぐります。スタンプのイラストをあしらったオリジナル賞品も魅力的で、昨年は延べ451人が応募しました。魚津で3月からはじまったカーシェアサービスを使って、観光地などをめぐりながら、スタンプラリーに挑戦するのも楽しみ方の一つ。同社の営業企画部ブランドコミュニケーショングループの宮原美月さんと営業企画部保険バリューチェーン推進グループグループリーダーの濱野吾郎さんに取り組みにかける思いなどについて聞きました。
―今年もスタンプラリーが始まりましたね
宮原さん「7月17日から『富山ドライブめぐりスタンプラリー』を開始しました。9月23日まで実施中です。昨年は4月~11月の期間で実施しましたが、今年は夏休み期間限定の開催となります」
―スタンプラリーを実施する目的を教えてください
宮原さん「ブランドコミュニケーショングループとしては、地域のハブ役になるという目的があります。その中で、県内各地をめぐりながら地域の魅力に触れていただけること、そしてクルマでのお出かけとも親和性が高いことから、今回スタンプラリーという形で実施することになりました」
クルマを通じて富山県を盛り上げ、地域の課題を解決するハブ役へ

―地域のハブ役になるためには、地域課題の解決に貢献することも重要な要素と思われます。富山ダイハツ販売としては、どのような地域課題を認識していますか
宮原さん「富山県が今抱えている社会課題として、若年層の県外流出の深刻化があります。当社では、スタンプラリーを通じて富山の魅力を若年層に伝えることで、富山県をもっと好きになってもらいたいという強い思いを込めて開催しています」
「また、自動車販売会社として、やはり、クルマを通じて富山県をどんどん盛り上げていきたいという思いもあります。コンパクトでクルマでも周遊しやすい富山県だからこそ、このスタンプラリーのイベントが非常にマッチしていると考えました」
地元イラストレーターが手掛けた❝こだわり❞のスタンプ
―スタンプのデザインにもこだわりがありそうですね
宮原さん「スタンプはイラストレーターとして活動している富山県出身の藤井奏さんが制作しました」
「スタンプは温かみのある色合いで、富山各地の地域性や魅力が分かりやすく表現されています。実は、それぞれのスタンプにはダイハツ車も小さくデザインされているので、ぜひ細かなところまでじっくり見て楽しんでいただきたいですね」
―スタンプの設置場所と参加方法についても教えてください
宮原さん「スタンプは道の駅や公共施設といった計21ヶ所に設置しました。魚津市内では『海の駅蜃気楼』に設置されています。専用の『スタンプ帳』または『スタンプ台紙』を手に入れれば誰でも参加できます」
「15種のスタンプをすべて押すことができる『スタンプ帳』は富山ダイハツ販売の店舗で限定190部のみ配布中です。一方、5種のスタンプを押すことができるスタンプ台紙は県内店舗のほか、各地のスタンプ設置場所でも配布中です。ぜひ、スタンプ帳などを片手に富山県を周遊して楽しんで欲しいです。5個以上のスタンプを集めて、富山ダイハツ販売の店舗に持参してもらえれば、賞品に応募できる抽選に参加できます」
賞品には新アイテムも登場!!去年は延べ400人超が応募

―抽選賞品には新たなアイテムも設定されたようですね
宮原さん「賞品は、スタンプ15個がデザインされた『オリジナルサンシェード』を新たに10人分用意しました。ほか、スタンプ10個がデザインされた『オリジナルトートバッグ』は20人分、スタンプがデザインされた『オリジナルマグネット5個セット』は30人分用意しています」
―前回開催時の応募者数は
宮原さん「延べ451人から応募がありました。賞品は店舗で受け渡します。今まで当社と縁のなかった方にも来店いただき、良い機会となっています」
スタンプラリーやカーシェアでは魚津市との包括連携協定の効果も
―2025年11月に魚津市と締結したモビリティに関する包括連携協定の効果もスタンプラリーには活かされていますか
宮原さん「魚津市さんとのご縁で、市内全小学生にスタンプを押す台紙を配布しました。夏休み期間限定の企画のため、家族とのお出かけにも利用できるほか、子どもたちには、ぜひ、魚津市をはじめ富山県内のさまざまな魅力に気付いてほしいです」

―2026年3月から魚津市と連携してカーシェアステーションの運用も開始されていますが目的を教えてください
濱野さん「魚津駅を降りた後、観光客が自由に移動するための手段がレンタサイクルなどに限られています。そこで当社は魚津市さんと連携して魚津市役所駐車場内に車両を設置して運用を開始しました。直近の利用顧客の属性を調べたところ、20代を中心とした若年層の利用が目立っています。魚津は海沿いに水族館や遊園地、山側には東山円筒分水槽など、魅力的なスポットが点在しているため、ぜひ、カーシェアを利用して自由に快適に周遊してほしいです」
―改めてカーシェアの利便性を教えてください
濱野さん「当社のカーシェアは『TOYOTA SHARE(トヨタシェア)アプリ』をスマートフォンにダウンロードして会員登録すれば簡単に利用できます。料金も15分220円からと手軽な価格帯です。トヨタシェアは北海道から沖縄まで全都道府県にステーションを展開しているため、一度ダウンロードすれば全国で利用できます」
―レンタカーと比べて給油などの手間も少ないと聞きましたが
濱野さん「まず、貸し出し時において特に運転に慣れている方は、なるべく手続きの手間をかけずに乗りたいというニーズがあります。カーシェアはアプリで予約するだけで対面での手続きなどが不要なため、こういった手続きの手間を短縮できます。一方、返却時もガソリンの給油不要で、時間いっぱいまで利用していただいて手軽に返却できます。コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを重視する若年層のニーズにもマッチしていると考えています」
―スタンプラリーをめぐるにもカーシェアは相性がいいですね
濱野さん「県内や近隣市町村を日帰りなど短時間でめぐる場合、カーシェアはとても良いサービスだと思います。カーシェアを利用して、ぜひ、スタンプラリーにチャレンジしてほしいです」
交通空白地の解消や地域事業者との連携活性化を目指す
―富山ダイハツ販売がカーシェアを展開する上で達成したい目標は
宮原さん「一つは交通空白地の解消です。魚津市内や県内の市町村にもおそらくたくさんあると思います。交通空白地を解消する二次交通の手だての一つとして少しずつ展開し、観光客にとっても移動手段に悩みを抱える地域の方にとっても役立つ存在になりたいです」
濱野さん「加えて、地域事業者とのさらなるコラボレーションも検討していきます。例えば、魚津市の蜃気楼ロード沿いで開催されている各種イベントや沿線の飲食店などを含む事業者とのコラボなどを視野に入れ、地域全体を盛り上げていきたいと考えています」
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